東京都中央区の地域包括支援センター

カテゴリー 「住」について, 介護

2018年9月14日

前日の9月13日が母の誕生日だったのに今回私が帰省することができず寂しかったこと、自分の母親が亡くなった84歳になったこともあったのだろうか。昨日の母は特に不安定だったようだ。

夜中の1時過ぎ、携帯電話が鳴った。確認するまでもなく、母だ。そしてこんな時間にかかってくる電話の母はいつもの母ではなくなっているので、話もまともに通じない。あんたいったい私を放ったらかして今どこにいるの?それに決まっているのだ。

こんな状況で眠れるはずもないけれど、どうしても出たくないと思ったので出ないことに決めた。約10回呼び出しのビームが鳴る。放っておくとしばらくして1回ビームが鳴る。留守番電話に母のメッセージが入ったのだろう。母は耳が遠いので、それが留守番電話かどうかも分からない。やっと私が応答したと思って話しかけているのだ。だけど私からの返事は何もないし、1分もしない短い時間で電話は切れてしまう。そこでまた電話をかける。また約10回の呼び出し音。そしてしばらくしてからの1回のビーム。そんなことがいったい何回繰り返されただろうか。それでも電話に出たくない自分のイヤな心と鳴り続ける携帯のビーム音とで頭がおかしくなりそうだ。これが悪夢でなかったらいったいなんなのだろう。


こんなことを続けていてそろそろ夜中の2時にもなろうかという頃、同居人が部屋をノックしてきた。「大丈夫?」
まさかビーム音が向こうの部屋まで聞こえているとは思えないけれど、何か不穏な空気を察したのだろうか。私は少しだけ救われた思いで「大丈夫」と答えた。もう夜中の2時。眠らなくては。

意地を張るのはやめて、今度電話が鳴ったら出よう。怒ったりせず、うんうんと聞き流そう。電話に出ない限り、きっといつまでも電話が鳴り続けるのだろう。

そう思ってしばらくしていたら電話が鳴った。

私は深呼吸してから電話に出た。「もしもし」
電話の向こうで母が「あれっ?」というような声を出す。母の携帯に付けている鈴の音。こちらから「もしもし?」と少し大きめの声でもう一度呼び掛けてみたが応答がない。なんの会話もないまま、母からだったか私からだったか覚えていないけれど、電話を切った。それ以降その夜は電話は鳴らなかった。

朝8時過ぎ、いつものように電話をかけると、母は昨晩の電話のことは覚えていないのか、何も言わなかった。

なんだか夜トイレに行った際に転んだらしくてお尻が痛い、と言っていた。
昨日の電話は、転倒した際に助けを求めての電話だったのか。もし電話に出ていたところで私には何もできなかった。それでも母は私の声を聞いたら安心してくれたのだろうか。

昨日の母の誕生日、近所の薬局の奥さんがケーキを2つ持ってきてくれたという。

母の友人は最近の誕生日、娘三人から50本の赤いバラをもらったらしい。
う~ん、80代になって50本の赤いバラもらったってどうすんの?というのが正直な感想で、かつその母の友人もそんなものもらってもねえ、的なことを言っていたようなのだが、いずれにせよ3人の娘から心づくしのプレゼントをもらったことは嬉しいだろう。84歳の誕生日に何のプレゼントも貰えなかった私の母よりははるかに。

今日は私が住んでいる東京都中央区の地域包括支援センターに行ってみることにした。
関西にいる母を呼び寄せるにあたり、予め認識しておくべき手続きがあるかどうか知りたかったからだ。

東京都中央区は都内でもかなり地価が高い区なので、老人ホームは多くはない。特に民間がやっている施設は一般庶民にはとても手が出ない豪華で高額のところばかり。

支援センターに行く途中、以前ネットで探していた時に見ていた老人ホームを偶然見つけた。ホームの名前を書いた車が施設の前に停まっていたのだ。それは新しいマンションの1階から4階を占めていて、これが老人ホームなのか、と正直驚いた。

そのまま通り過ぎて支援センターに向かおうと思ったのだけど、思いきって老人ホームの窓口にいたスタッフに、母を入居させたいのですが、と聞いてみた。

やはりと思ったがそのホームは満室で、室数とほぼ同数の待機者がいるという。その女性はケアマネージャーで、現在施設の責任者は不在だという。よかったら責任者が戻ったらお伝えしますので、後日見学されますか?と聞いてくださったのでお願いをしてホームを出た。

その後、予定通りに地域包括支援センターに向かった。

実家のセンターもそうだが、支援センターの職員の方はどこも親切で、アポもなしに窓口を訪ねても丁寧に対応してくれる。

そこで聞いたことは3点。

1) 「特養」と呼ばれる特別養護老人ホームに入居するには、何年この区に居住していたのかも入居可否決定時のポイントになるとのこと。ただし特養に入れるのは要介護3以上なので、今の母はいずれにせよ条件外だ。(母は現在要支援2)

2) 介護の申請を行うと、どこの自治体でも決定までに約1か月かかるが、東京都中央区はやや他の自治体より長めに時間を要していて平均45日くらいかかる。(現在母が住んでいる自治体では逆に1か月かからずに決定が出ていた)

3) 現在、母のケアマネージャーおよびかかりつけ医と、介護認定の区分変更を申請するかどうか検討をしている旨話したところ、もし住民票を移すのであれば、タイミングを注意しなければならない、とのこと。区分変更の途中に住民票を移してしまうとその変更申請は無効となり、住民票を移した後に再度申請手続きを行わなければならなくなってしまう。複数の自治体の連携が必要になるので、手続きが複雑になってしまうのだとか。確定した介護認定は、住民票を移しても問題なく同時に移動先に移すして介護保険を利用することができる。

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