母を奈良市のサービス付き高齢者向け住宅から東京に引き取ることにしました。退所日を決めて、片付けのために引っ越し予定の10日ほど前から実家に戻りました。
2018年の末に母がサ高住に入ってから、1か月か1か月半に一度実家に戻っていて、そのたびに少しずつ実家の片づけをしていたのですがなかなかはかどっておらず、今後はこれまでのように度々実家に戻ることができなくなるので、相当気合を入れて片付けなければなりません。
ほんとに湧き出てくるほどにいくらでもモノが出てくるのには唖然。モノってほんとに捨てられないんですよね。特に思い出がつまっていたりすると、捨てるのがつらくて、今すぐ捨てないでいいんだったらまたいつかそのうち・・・ってなってしまうのもわかる。
だけど今回はいよいよ待ったなしとなってしまいました。
処分にとっても困ったもののひとつがお人形。
雛人形を筆頭に、何年も何十年もなじみの人形やぬいぐるみたちはとっても捨てづらい。
ちなみに風水本によると、人形やぬいぐるみを捨てても問題はないそうです。気になる場合は顔の部分を紙で覆って処分するとよい、と書いてありました。
とはいえ数もたくさんありましたし、わたしは人形を処分するのに気が引けたものですから、寺社に人形供養に出すことにしました。
それまでも人形供養をしたことはあったので、ネットで調べてみました。
和歌山市加太 淡島神社
母が大阪府の和歌山寄りの町出身だったこともあり、淡島神社で人形供養をしていただいたことがありました。安産・子授けなどで有名な神社です。
しかし残念なことにネットで調べてみたところでは郵送では人形供養を受け付けていただけないとのこと。
今回の引っ越し前の限られた時間でとても和歌山まで行けそうにないのであきらめざるを得ませんでした。
奈良市 正暦寺
もうひとつ人形供養をお願いしたことがあったのが、奈良市の正暦寺。奈良市在住だったので、車で供養していただきたい人形を持ち込みしたことがありました。今回は持ち込みが無理だったのでやはりネットで調べてみたのですが、こちらは郵送で受けていただけるとのこと。
助かりました~!
人形供養の申し込み
郵送での人形供養の方法は、正暦寺のホームページに詳しく記載があります。
ちょうど引っ越し作業もありましたので、引っ越し用段ボールにお人形を詰めました。ひと箱では収まらず、結局二箱に。正暦寺のサイトにも説明がありますが、お人形だけでなくぬいぐるみも受け付けてくださるとのことでしたので、実家でホコリをかぶったままになってしまっていた、ぬいぐるみや動物の置物も一緒に箱に入れました。
だいたいの流れとしては、
(1) お人形を箱に詰める。
(2) 宅配便で正暦寺にお人形を送る。
(3) お人形を送ってから5日以内に、ゆうちょ銀行の正暦寺の口座に供養料を振り込む。ひと箱5千円を目安に、とのこと。わたしは二箱でしたので1万円納めました。
しばらくすると、ご丁寧に正暦寺からお人形と供養料を受け取った旨お手紙が届きますのでやっぱり安心です。レトロな「陀羅尼助丸」がお供物として同封されていて、なんとなくありがたいというか、ちゃんとお人形を供養していただけてよかった!としみじみ思ったりするのでした。
直接お寺に行ける方は、直接お持ちするとその場で受付けてお人形の供養をしてくださるそうです。
また、年に一度、3月9日には人形供養を行っているとのこと。わたしも昔一度人形供養の日にお寺に行きましたが、どんど焼きのような感じで大掛かりに供養が行われていていいお祭りでしたよ。
ここ以外にも人形供養をされているお寺・神社は多くあると思います。
ゴミ箱に捨てにくい大切なお人形を処分しなければならないときには、ぜひ人形供養をされてはいかがでしょうか。