今年の2月から大騒ぎになった新型ウイルスのおかげで、奈良のサービス付き高齢者住宅に住む母に会えなくなりました。
それまでは1か月か1か月半に1回くらい、会いに帰っていたのですが。
母は耳が遠いので電話で話すこともできません。
施設のスタッフの皆さまも忙しいので、あんまり母の様子をしょっちゅう聞くこともはばかられます。連絡がないということは、変わりがないと思うしかありません。
そんな中、これを機に、施設からお母さまを引き取ることに決めた女性のことがニュースで報道されていて、改めて、ああ、今だからこそこういう判断もありなんだな、と思い、東京に引き取る決心をしました。
高齢になればなるほど、何かあって急に駆け付けなければならないことも増えてくるのは想定していて、東京でも何カ所か特別養護老人ホーム(特養)の申し込みをしていて、入れるようになったら母を迎えに行こうと思っていたのですが、特養が決まるまで自宅に母を呼び寄せて、一緒に暮らしながら待つことにしました。
介護初心者なので、いろいろ不安だらけ。
決めたはいいが、本当にわたしに介護ができるのかな。
自営で発酵食品の講師業を少しずつ初めて行こうとしていた矢先なので、収入も心配。
でも時間だけはたっぷりあるのだから何とかなるだろう。
母と向き合いながら、これからのわたしの仕事についてもゆっくり考えて準備をしていこう。
とまあ、そんなふうに考えております。
これから親の介護をしていく方たちにとってちょっとした参考になりそうなことを、記録していこうと思います。
内容は、
・ 遠方から高齢の親を呼び寄せる
・ 実家の片づけ
・ 自宅での高齢の母との暮らし
などです。
ちなみに母は現在86歳。
おととし自宅で転倒して圧迫骨折をしたこともあり、車いすです。
介護度は要介護4。
筋肉が落ちてしまっていて、立位を保つのもままならない状況。座っていてもだんだんからだが傾いていってしまって、背もたれとひじ掛けがないと座ってもいられません。
耳が遠いので、耳元で大きな声で話す必要あり。
それ以外は慢性疾患などなく、健康です。