昔、心がけようとしていたらしきこと。

カテゴリー つれづれ, 青臭い日々の作品

母がホームに入ってしまったので、基本、実家は空き家になっています。

母を見舞ったり実家に帰るたびに大掃除をするのだけれど、なかなかはかどりません。

今回、私が昔使っていた机の引き出しを整理していたら、まあ出るわ出るわ色んなものが。

こっぱずかしいのだけれど、読んでいるとおもしろい。(だから掃除がはかどらない)

その中で、一冊のノートを見つけました。見覚えはあり。どうやら、心がけようとしていたことが14項目と、それぞれに関係するような小説の一節が書かれていました。(小説の一節が併記してあるようなところが青臭い)

項目としては、心がけるにはなかなかいい内容で、本当に実践できていたらもうちょっとは立派な人間になっていたかもしれません。

項目に入る前に、最初のページに聖書の一節が書かれていました。どうやら、これが目指すところの総括である、という意味らしい。今でも好きな一節です。

愛は寛容であり、愛は情け深い。

また、ねたむことをしない。

愛は高ぶらない、誇らない、不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない、

不義を喜ばないで真理を喜ぶ。

そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。

愛はいつまでも絶えることがない。

コリント第一 13・4~8

結婚式で、よく神父さんが読み上げる聖書の一節ですね。

こんなこと無理だけど、こんなふうになりたいなと今でも思います。そういう意味で、今でもこの一説を読むとちゃんとしなきゃいけないな、と背筋が伸びるような、そしてやさしい気持になります。

そして心がけの14項目が記載されています。

1. 笑顔を保つ

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について感謝しなさい。

テサロニケ第一 5・16~18

だが、わたしは、心うれえず、心たのしい。高らかに笑い、歌をうたおう。

野草・題辞/魯迅

「あなたがたは去って、肥えたものを食べ、甘いものを飲みなさい。その備えのないものには分けてやりなさい。この日はわれわれの主の聖なる日です。憂えてはならない。主を喜ぶことはあなたがたの力です。

ネヘミヤ記 8・10

必要なことは、信じ、期待し、微笑むこと。

幸福論/アラン

このころはよく聖書を読んでいたのでしょうか。私はクリスチャンではありませんが、父方のおばあちゃんが敬虔なクリスチャンでした。父も洗礼を受けていたそうですが、私は幼稚園のころに日曜学校に通っていたくらいです。

でも一時期、聖書をよく読んでいた気がします。

2. 善は急げ!

あなたを訴える者と一緒に道を行く時には、その途中で早く仲直りをしなさい。そうしないと、その訴える者はあなたを裁判官にわたし、裁判官は下役にわたし、そしてあなたは獄に入れられるであろう。

マタイ 5・25

われわれは、他人に親切をつくすどんな機会をものがすまいと、生涯に一度は、固く決心しなければならない。たとえそれがただ一つのやさしい言葉や眼差しであっても。

眠られぬ夜のために/ヒルティ

わたしたちは、善を行うことに、うみ疲れてはならない。

ガラテヤ 6・9

「きょう」といううちに、日々、互いに励まし合いなさい。

へブル 3・13

どんな善き衝動にもただちに従うという習慣は、楽園にいたる一番の近道である。

眠られぬ夜のために/ヒルティ

一時の懈怠、即ち一生の懈怠となる。これを恐るべし。

徒然草/兼好法師

あなた自身があなたの幸運の鍛冶屋である。それを怠っていながら不平を言ってはいけない。

眠られぬ夜のために/ヒルティ

3. 聞き上手になる。

人はすべて、聞くに早く、語るにおそく、怒るにおそくあるべきである。

ヤコブ 1・19

4. 優しい言葉をつかう。

いつも塩で味つけられた、やさしい言葉を使いなさい。そうすれば、ひとりびとりに対してどう答えるべきであるか、わかるであろう。

コロサイ 4・6

言葉はあなたの近くにある。あなたの口にあり、心にある。

ローマ 10・8

5. ひとつの表情、ひとつの仕草に気をつける。

棘一つ立てないようにしよう。指一本詰めないようにしよう。ほんの些細なことがその日の幸福を左右する。

城のある町にて/梶井基次郎

いっさいのことを、愛をもって行いなさい。

コリント第一 16・4

6. 背筋をのばす。

光の子らしく歩きなさい。

エペソ 5・8

7. たとえどんなにわずかでも、接するすべての人にとって、明るい光を投げかけてあげられるように。

われわれが出会うそれぞれの人のために、われわれは何かしてやったり、言ってやったり、考えたりする義務がある。

眠られぬ夜のために/ヒルティ

喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。

ローマ 12・15

8. 多くの人と友だちになる。友だち甲斐のあるともだちになること。疎遠にならぬよう気をつけること。疎遠になってしまったら、ためらわずにtelや手紙をすること。

何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。

マタイ 8・12

9. 不平を言わない。

人をさばくな。自分がさばかれないためである。

マタイ 8・1

10. 迷ったら”Yes”を選ぶ。

11. 決して人の前で涙を見せない。

12. 中途半端にならぬよう。最後までがんばってみる。ベストを尽くす。どうせやらねばならないのなら、気持ちよく笑ってやる。

あなたがたは、求めないから得られないのだ。

ヤコブ 4・2

13. 疑うよりは、信じること。

このゆえに、たとい地は変わり、

山は海の真中に移るとも、われらは恐れない。

たといその水は鳴りとどろき、あわだつとも、

そのさわぎによって山は震え動くとも、

われらは恐れない。

詩編 第46編 2~3

すべて主を待ち望む者よ、

強くあれ、心を雄々しくせよ。

詩編 第31編 24

夜はよもすがら泣きかなしんでも、

朝と共に喜びが来る。

詩編 第30編 5

求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。

マタイ 8・7

14. その一瞬一瞬をできる限り大切にする。

ただいまの (Now)

永遠にこそあらね (if not forever)

ときとして (is)

まさりてあえるか (sometimes)

絶えてなきには (better than never.)

好き?好き?大好き?/レイン

だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。その一日の苦労は、その日一日だけで十分である。

マタイ 7・34

…。

えらいぞ、若いころの私!

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